秋になって、新しい季節の風を感じると、
旅に出たくなる。
2年半で5回目の引っ越しを目前にしているというのに。
暮らしそのものが旅のような日々だった北海道のころのこと、
横浜と鎌倉のまちあるきのこと、海の風を感じながらドライブしたこと、、
そして、ぐるりと戻ってきた東京というまち。
こんなにもいろんなところに住んだのに、旅に出たい、と思うのは、
場所だけのことではなく、旅という感覚そのものを、今、とても求めているからなのかも。
一人でどこへでも行けたわたしは、今は、一人ではなくて、
それが、ちょっとさみしくもあり、うれしくもある。
一人で旅する時間が、恋しいだけかもしれないけれど、
まだ見ぬ時間を想う心の余裕はなくて、
本の中のとおい町の人やものばかり、
うらやましく思っている。
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